トレーラー選びのポイント
失敗しない!トレーラー選び
トレーラーを選ぶ時は何よりも”トレーラーのつくり”が大切。どんな素材を使っていて、どんなシステムを使っていてどんな工夫がされているのか。 つまりトレーラーを選ぶ基準として内装は2番目、3番目でOK。内装と値段ばかり話しているセールストークに要注意!
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キャンピングトレーラーのフレームについての情報です。
トレーラーは、一般的にアルミ製のフレームをベースにしているか、スチール製のフレームをベースにしているかに分けられます。(厳密に言えば、アルミもスチールも両方使っているトレーラーもあります)
どちらも利点と難点がありますが、特に<冬にも使う>、<寒い地域に住んでいる>、<頑丈で長持ちを希望する>場合はトレーラーのフレームはスチール製を選ぶ必要があります。
トレーラーのフレームがアルミ製かスチール製かの見分け方
これは、トレーラーの先端、Aフレームのところを見ます。
ここが、一般的に黒いものはスチール製のフレームで、銀色のものはアルミ製のフレームです。
プロライト社製のトレーラーは<黒>つまり、スチール製です。
ただし、プロライト社製のトレーラーは、トレーラーのベースフレーム(つまりトレーラーの底)だけがスチールで出来ていて、
後はモノコック=フレームなしの木製+FRPでできています。
スチール製に比べてアルミ製のフレームは軽くて錆びにくいという利点がありますが、寒い地域には向きません。また、ハイブリッド型でスチールとアルミを組み合わせた作りのトレーラーはスチールとアルミの相性が悪いため、必ず接触している部分にひび割れが
起こり、そこから雨漏りが始まったり腐食していきます。
また、オールアルミ製のフレームといえども、タイヤの軸(アクセル)は鉄でできているので、鉄とアルミが組み合わさっている部分があります。このような場所は、強度も弱く長年の間に、ネジが抜けていたり、折れていたりと問題が発生します。
アルミ製のフレームで組み立てられているトレーラーは、アルミフレームの部分が異常に冷えるので、外気が寒いとそこに結露を産みます。この結露が壁の中でカビを増やしたり、水滴となって、床に染み込み始め、特に、トレーラーのコーナーの床にダメージを与えます。目に見えないところで始まっていることなので、気がついた時にはかなりひどくなっている可能性が高いです。
もう少し加えて言えば、床の腐食は、外からの雨水だけではありません。結露が原因のこともあります。また、タイヤハウスから床に水がシミ出てくることもあれば、屋根を通って横壁を通り、床に水が出てくることもあります。窓から入った水が横壁を通ることもありますし、外壁と外壁を繋ぐところの”シール”が溶けてなくなっていて、そこからの水漏れもあります。
さらに床材がどんな素材でできているのか、どんな接着剤が使われているのか等、トレーラーの作りがどうなっているかが
そのトレーラーと長く付き合っていけるかどうかのキーポイントとなります。
床にカーペットが敷かれているトレーラーは、見た目で濡れている箇所がわかりにくいため、気がついた時には手遅れの
ことも起こり得ます。
また、トレーラーの室内壁にカーペットが貼られているトレーラーもありますが、これも床と同じ現象になりがちです。
キャンプということを考えた時に、”カーペット”は、洗濯ができて動かすことができるラグを敷くことは良くても、接着されている
場合は、結露や汚れ、ほこり等を容易に落とすことができないので、特にアレルギーをお持ちの方は注意が必要です。
モノコックでも強度を保つ設計がされたプロライト社製のトレーラー
プロライト社製のトレーラーは、モノコックトレーラーなので、トレーラー土台(底)を除き、スチールもアルミもフレームは入っていません。
つまり、壁の中での結露を起こさない工夫がされています。
さらに、フレームなしでも屋根に人や雪が載っても耐えられる強度やボディー全体の強度が精密に計算されて、カナダの厳しい安全基準をクリアーしているトレーラーです。
モノコックにすることで軽量化を図るだけでなく、<冬に強い>作りになっています。
スチール製は丈夫で頑丈
スチール製は、アルミ製よりも重たいです。フレームに錆止め加工を塗るというメンテナンスも確かに必要になります。
しかし、きちんとフレームをメンテナンスできていれば、アルミ製よりも強度的にも扱い的にも優れています。
キャンピングカーとして考えた時に、ラフな道や泥道、雪道等走ることを考えると丈夫に越したことはなく、
これがキャンプ大国カナダで生き残れるトレーラーのベースで、軽量化や内装の見た目だけを目指したトレーラーではなく、
プロライト社製のトレーラーは"現実的に使えるトレーラー"を20年以上作り続けています。
トレーラーの購入を考えるときの1つの要素として、アルミ製なのかスチール製なのかも
判断基準に加えていただくことで、より自分にあったトレーラーを購入していただけるかと思います。