
ブレーキコントローラの本当の役割 ― トレーラーが揺れたとき、やってはいけない操作 ―
- Naomi Takahashi
- 7 日前
- 読了時間: 3分
キャンピングトレーラーを牽引する方なら、「ブレーキコントローラ」という言葉は一度は聞いたことがあると思います。
多くの場合、
「トレーラーにもブレーキを効かせるための装置」
という説明で終わってしまいますが、実はそれだけではありません。
今日は、数ある使い方の中でも
「これだけは必ず知っておいてほしい」
という、最も大切な使い方について書きたいと思います。
トレーラーが横に揺れ始めたときに起きていること
高速道路や追い越し時、横風の強い日など、
トレーラーが左右に「フラフラ」と揺れ始めることがあります。
この状態は、
車とトレーラーの速度と力のバランスが崩れているサインです。
怖いのは、このとき多くの方が反射的に
自分の車のブレーキを踏んでしまうこと。
実はこれ、状況を悪化させることがあります。
なぜ車のブレーキを踏んではいけないのか
車のブレーキだけを踏むと、
車は減速する
しかしトレーラーは慣性で前に行こうとする
車とトレーラーの速度が合わなくなる
結果として、
トレーラーが車を押す状態になります。
この「押される力」が、
横揺れをさらに大きくし、最悪の場合は
コントロール不能につながります。
一番大切な操作
「トレーラーだけにブレーキをかける」
トレーラーが横に揺れ始めたら、
やるべきことは一つです。
車のブレーキは踏まずに、ブレーキコントローラを手動で操作する
これにより、
トレーラーだけが減速する
車とトレーラーの速度差がなくなる
引っ張る力が前方向に揃う
結果として、
揺れは自然に収まり、まっすぐ安定します。
これは「力で止める」のではなく、
バランスを整える操作です。
ブレーキコントローラは「非常時の操舵装置」
ブレーキコントローラは、
単なる補助ブレーキではありません。
いざという時に
トレーラーをコントロールするための装置です。
特に横揺れが出た瞬間に、
アクセルを踏まない
車のブレーキを踏まない
落ち着いて手動レバーを引く
この操作を知っているかどうかで、
結果は大きく変わります。
安全に楽しむために
この話は、
「怖がらせたい」からでも
「不安を煽りたい」からでもありません。
日本ではまだ、
ブレーキコントローラの正しい使い方まで
きちんと説明されることが少ないのが現状です。
でも、知っていれば防げるトラブルがあります。
そして知っている人ほど、
トレーラーライフを落ち着いて楽しんでいます。
ブレーキコントローラは、
持っているだけでは意味がありません。
「いつ、どう使うか」を知ってこそ、
本当の安全装備になります。

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