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自分の人生を振り返った時、何が残っているか

10月6日
読了時間: 5分

最近、ふと考えることがあります。



自分がもっと年を取って、これまでの人生を振り返った時。



「私の人生には、何が残っているんだろう」



と。



最近、人との会話の中で、以前とは少し違うものを感じるようになりました。



私の仕事や、今やっていることについて話した時に、どこか羨ましそうだったり、時には少し複雑そうだったり。



最初は、私の思い違いだと思っていました。



むしろ、



「そんなふうに感じるなんて、私の方が傲慢になっているんじゃないか」



と自分を疑ったこともあります。



でも、ここ数年を振り返ってみると、少し違うのかもしれないと思うようになりました。



誰が成功しているとか、誰の人生の方が幸せだとか、そんな話ではなくて。



もしかしたら私たちは今、人生の違う時間帯を生きているのかもしれません。



────────



私が子育てをしていた頃、仕事はほぼ在宅でした。



二人の子供の学校生活を支え、競泳生活を支えました。



今になって振り返ると、



「あの年齢だったからできたんだ」



と思うほど、過酷な毎日でした。



時間も、お金も、体力も使いました。



そして、やっと子育てが終わった。



ホッとするはずだった私を待っていたのは、次の現実でした。

家計が苦しい。



二人の子供の競泳人生のために、相当な無理をしてきたからです。



でも、そのことを後悔しているかと言われたら、していません。



子供たちはカナダという環境の中でまっすぐ育ち、競泳を通して学んだことを今でも忘れず、それぞれ元気に働いて、自分の力で生活しています。



親として、これ以上ラッキーなことはないのかもしれない。



そう思っています。



だから、私の子育ての時間には、ちゃんと「残ったもの」がありました。



────────



そして子育てが終わった後。



今度は家計を助けるために、自分で仕事を始めました。



一人で立ち上げて、気がつけば10年です。



でも、同年代の人たちを見ていると、ちょっと面白いことに気がつきます。



多くの人は、社会人として働き始めてから何十年。



仕事で無我夢中になる時期も経験し、子育ても経験し、今は少しずつその先のステージに入っています。



私は違います。



私にとっての「仕事に無我夢中になる時期」は、今なのです。



完全に時間軸がズレています(笑)。



だから私は今、忙しい。



そして、これからの10年はもっと忙しくなると思っています。



でも、それを嫌だとは思っていません。



むしろ、



「これからの10年が勝負だ」



と思っています。



────────



人生って、みんな同じ時間割ではないんですよね。



20代で仕事に夢中になる人もいる。



30代、40代を子育てに使う人もいる。



50代から新しい仕事を始める人もいる。



60代から何かに挑戦する人だっている。



早いとか、遅いとかではないのかもしれません。



大切なのは、



自分が人生を振り返った時に、「私はこれをやった」と思えるものがあるか。



なのではないでしょうか。



人はきっと誰でも、



「自分の人生はこれで良かった」



と思いたい。



私もそうです。



でも、もし心のどこかに少しでも、



「まだ何かやりたい」



「本当はこんなことをしてみたかった」



「このままで終わりたくない」



という気持ちがあるのなら。



身体が動く今だからこそ、始められることがあるのかもしれません。



────────



それは、大きな会社を作ることじゃなくてもいい。



ずっと夢だった小さなお店をやってみることかもしれない。



好きなものを売ることかもしれない。



犬に関わる仕事かもしれない。



コーヒーを淹れることかもしれない。



自分の技術を誰かに提供することかもしれない。



ただ、お店を借りて、内装を作って、毎月家賃を払い、人を雇って……。



そう考えた瞬間に、



「いや、今からそこまでは……」



となってしまう人もいると思います。



だったら、もっと小さく始めればいい。



例えば、移動できる小さなお店。



必要な時だけ開けて、イベントへ行って、自分の好きな場所で仕事をする。



子供がまだ小さい人なら、子供を長時間預けることを前提にするのではなく、子供と一緒にいられる働く空間を作ることだってできる。



そして家族との時間を大切にしたいなら、仕事だけではなく、その空間をキャンプや遊びにも使えるようにしてもいい。



仕事と遊び。



家族との時間と、自分のやりたいこと。



今までは別々に考えていたものを、ひとつの空間にまとめることだってできると思うのです。



────────



私はキャンピングトレーラーやカーゴトレーラーの仕事をしています。



でも、本当に作りたいのは、単なる「箱」ではありません。



その人が、



「ちょっとやってみようかな」



と思った時に、人生を動かすことのできる場所。



小さなお店かもしれない。



小さな仕事場かもしれない。



家族で出かけるキャンプトレーラーかもしれない。



災害の時に家族を守ってくれる場所になるかもしれない。



形は人それぞれでいい。



だから最近、私が作っているものに共通している言葉があります。



「動ける安心」



そして、



「人生が動き出す、自由基地」



という言葉です。



────────



私自身も、まだ人生の途中です。



何かを成し遂げたから、こんなことを書いているわけではありません。



むしろ逆です。



私はまだまだこれから。



これからの10年は、かなり忙しくなるでしょう(笑)。



でも、いつかもっと年を取って、



「私の人生には何が残ったんだろう」



と振り返った時。



子供たちとの時間があった。



一から仕事を作った。



いろいろな人と出会った。



そして、自分が作ったものをきっかけに、誰かが新しいことを始めてくれた。



そんなものが残っていたら。



私はきっと、



「なかなか面白い人生だったな」



と思える気がしています。



だから、もし今、



「何かやってみたい」



という小さな気持ちがあるなら。



年齢だけを理由に、その気持ちを消してしまわなくてもいいんじゃないでしょうか。



人生を振り返るのは、まだずっと先。

だったら今は、残したいものを作る時間です。

プロライトジャパン


 
 
 

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